自らを律し、行動に移せる社員を育てるため、キャリアを考えるきっかけとなるツールとして活用

導入の目的

研修の受講目的を受動から能動に変えるため

  • 社員ひとりひとりに自身のキャリアを考えてもらう

選んだ理由

一緒に作り上げてくれるという姿勢に信頼が持てた

  • 意思疎通、良好な関係が築けた

導入後の成果・効果

社内にキャリアという考え方が浸透した

  • 経験した業務のほか、資格や研修の履歴がひと目で確認できる
  • 自ずとキャリアを強く意識することができる仕組み
  • 継続的な運用データの蓄積

研修の受講目的を受動から能動に変えるため

導入の目的

ミシンからプリンターへ。国内で家庭用ミシンの量産化を成功させた高い技術力を活かし、プリンターやファクシミリといった情報通信機器のトップメーカーへと見事に変貌を遂げたブラザー工業株式会社。時代や環境の変化に柔軟に対応をした企業らしく、自ら考えて行動することができる『自律型社員』を育成することを、経営方針として掲げています。2005年に稼働した『スマートカンパニー』(同社内では、「キャリアネット」と呼称)を導入する三年前までは人事部で社内教育の担当は、当時の社員教育について、「社内研修の受講者に話を聞くと『上司に言われたから、仕方なく受けにきた』という声が多くありました。これでは自律型の社員は育たないと思い、なにか動機付けはできないか」と考えたそうです。

熟慮を重ねた末に行き着いた答えが「社員ひとりひとりに自身のキャリアを考えてもらう」こと。そのためには、「ステップアップをするために必要となる教育や経験とは何かを、自ら選択してもらうことが何より重要」との思いから、人事部の倉庫に眠ってしまっている社員に関するさまざまな情報(職務経歴、人事考課、異動・昇格歴など)を一元的に集約できるキャリア管理システムの構築を決断。そこでまとめた情報を各職場にフィードバックすることができれば、キャリアについて受け身的な考えの社員が多いという課題を解決し、《自律型社員》の育成につながると確信されました。

充実のサポートでユーザーとベンダーがベストパートナーに

導入の決め手

キャリア管理システムの構築にあたって、いくつかあるシステムの中から『スマートカンパニー』(旧製品名「プログレスサイト」)が選ばれました。その理由を、「こちらの期待している機能を備えているのはもちろん、姿勢や考え方に共感できたことが決め手になりました」と。実はシステム導入にあたり役員から「導入が目的ではなく、それを使ってどのような人材マネジメントをするかが大切」だと釘を刺されていた。営業担当者とのファーストコンタクトでの第一声が、その役員とまったく同じような話だったことが今でも印象に残っているとのこと、「単に売れればいいのではなく、一緒に作り上げてくれるという姿勢に信頼が持てました」と導入時の経緯を振り返られました。

導入決定から運用開始までは、SEとの二人三脚の日々。SEはブラザー工業に二か月ほど常駐し、毎日のように仕様の検討会議を行ったそうです。検討会議は午後に開催、デモ版を使って動作環境の確認の繰り返し。「午後の会議で改善要望を出しておくと、SEの方が翌日の午前中に修正をしてくれていました。そのおかげで翌日午後の会議では、すぐに修正版の確認ができ、遅滞することなく細部を決めていくことができました」。こうしたシステムを導入する際、しばしば起こるのがユーザーとベンダーの意思疎通の欠如。大きな問題に発展しかねない由々しき事態ですが、ことブラザー工業とサイエンティアに関しては、そうした心配もなく、『ベストパートナー』とも言える良好な関係が築けたようです。

導入から10年。進んでキャリアアップを目指す社員が増加中

導入後の効果

導入から十数年。『スマートカンパニー』は、いまではどの社員も当たり前のように活用するシステムとして定着しています。評は「社内にキャリアという考え方が浸透したのが最も大きい」というもの。「『自分に足りない部分は何か』『これからどんな分野のことを伸ばしたいのか』といった自身のキャリアのことを考える社員が増えたように思います」。社員の方から見ても、これまでに経験した業務のほか、資格や研修の履歴がひと目で確認できるため、自ずとキャリアを強く意識することができる仕組みになっています。

『自律型社員』の育成には、さまざまなアプローチが実施されています。人事部が主幹の新たな研修プログラムは、その名も「キャリアデザインプログラム」。30歳、40歳を迎えた社員を対象とした研修で、これまでのキャリアを振り返ってもらうとともに、将来あるべきキャリア像を考えてもらうという内容で実施。「節目、節目で、自身のキャリアと向き合ってもらうことが大切」との考えで企画されたそうです。このような取組は『スマートカンパニー』の継続的な運用データの蓄積によって得られるキャリアの履歴が、キャリアプランという自律した考え方を根付かせる例のひとつと言えます。

人事考課や指導教育ツールとして、マネジャーも活用

よりよく活用するために

『スマートカンパニー』は、キャリア管理として活用されているとともに、人事評価システムやサーベイシステムとしても活用されています。「導入当時は『やっと人事考課がオンラインになった』と歓迎する声も聞かれました」とが話される通り、一度使ったら後は倉庫に眠っていた人事考課シートが、更新可能なデータベースに生まれ変わり、オンラインで自己申告や意識調査を実施するなど、社内業務の省力化にもつながったといいます。

また、部下を管理する立場のマネジャークラスの社員から「異動した際、部下の人となりを把握するのに役立った」「部下をどう指導していくか、プランが立てやすくなった」といった声が寄せられているそうです。

管理する側も、される側も、どの立場の社員にとっても、キャリアを考え、仕事をする上で不可欠な人事システム『スマートカンパニー』。ブラザー工業にとって、経営方針の《自律型社員》を育成するにあたって、もはや欠かすことのできないシステムとなっています。

節目に自身のキャリアと向き合ってもらうことの大切さ

このようなシステムを導入する際によくありがちなのが、導入がゴールとなってしまい、必ずしも効果的に運用されないこと。ブラザー工業では役員から担当者への助言もあり、導入後のグランドデザインをしっかり描き、ユーザーとベンダーの両者がしっかりと着地点を理解しながらシステムを構築したことが、社員必須のツールとして活用されている要因と言えるだろう。

  • 導入機能:キャリア管理・目標管理・人事評価・自己申告・意識調査

社名
ブラザー工業株式会社
業種
プリンター(複合機)、ファクシミリ、家庭用・工業用ミシン、産業用機器等の製造
従業員数
連結 38,741名 / 単独 3,803名 (2021年3月31日現在)

本社所在地:名古屋市瑞穂区苗代町15-1
会社HP:https://www.brother.co.jp/

スマカンの導入をご検討の方へ
まずは、無料でお試ししてみませんか?

まずは、無料でお試ししてみませんか?

登録後、最短1営業日で
全ての機能を無料お試し!