- 2022.01.17
- タレントマネジメント
1on1ミーティングで期待できる効果とは?タレントマネジメントシステムで最大化

関連資料を無料でご利用いただけます
自社のマネジメントに1on1ミーティングを活かすためには、実施目的の明確かつ正しく理解し導入することが重要です。令和時代のマネジメントに役立つ「1on1」の効果・手法や、人材教育・社員エンゲージメントへの影響について解説します。
いま、従業員エンゲージメントが注目される事情とは?お役立ち資料はこちら
目次
1on1ミーティングとは
1on1ミーティングは、上司と部下による定期的な1対1の面談を続けることにより、継続的な部下の成長を支援する目的があります。
上司は部下の課題解決のサポートや、部下にとって気づきとなるようなフィードバックを行い、部下がこれまでどのように成長を遂げてきたのかを可視化し今後の方針や目標進捗の確認を行います。
ミーティングは15分や30分と短時間の場合が多く、毎月・毎週など頻度は企業ごとそれぞれです。
ミーティングのデータをもとに、人事評価や人材配置・育成に繋げます。
テレワーク時代に加速するコミュニケーション
1on1は、発祥のシリコンバレーでは週に数回行っていたり、日本でも有名企業が早くから取り入れて業績向上につながっているなど、実績に結びつく施策として話題です。
調査によると、現在約4割の企業が1on1ミーティングを実施している状況で、そのうち95%は「継続したい」と回答しています。一定以上の効果や、今後効果が期待できると実施を継続する企業・組織が多く見られます。
またコロナ禍のテレワーク推進に伴い、コミュニケーションの構築や活性化の一環として1on1が活用されており、今後も需要は拡大していく見込みです。
テレワーク運用の推進と拡大のために押さえておきたいポイントとは?
社員の成長促進・信頼関係向上のツールとして
社員が自身の行動や成果を振り返り、仕事に活かすといった一連のPDCAを高頻度で回すことで成長速度の向上が期待できます。また社員が自分の弱みや強みを自覚し、言語化して上司に伝える行動は、主体性や自立性を育みます。
1on1ミーティングは、仕事に直結する事柄から将来に向けたキャリアステップ、プライベートなことまで話せる貴重な機会です。普段の業務中には打ち明けられない話もでき、部下と上司間の信頼を強化します。
信頼関係が深まり、職場での意思疎通がスムーズになることで、日常の業務効率化にプラスの影響をもたらすでしょう。
社員エンゲージメントを安定させ、離職率を抑止
少子化に伴う労働人口の減少が続き、毎年の新卒採用を見送る企業も増加するなか、既存の社員のエンゲージメントを高め、離職を抑止することは企業・組織の慢性的な課題となっています。
内閣府の調査(*2)によると、職場の人間関係はエンゲージに大きく関わっており、若手社員4人に1人が、離職理由に「人間関係」を挙げています。
また転職経験者の対象にしたリクナビの調査(*3)では、上司や経営者の仕事のやり方や人間関係のストレスから転職を決断した人が全体の4割弱にのぼりました。
〜離職率を改善するには?〜お役立ち資料
*2 - 参照:内閣府「特集 就労等に関する若者の意識」 *3 - 参照:リクナビ「転職理由と退職理由の本音ランキングBest10」
長期的な人材確保による費用対効果UP
上司と部下の人間関係の重要さはもとより、職場における不安や不満を打ち明けられないまま退職に至るケースがほとんどです。そしてまた新たに人材を採用してもすぐに辞めてしまうといったことの繰り返しで、常に採用コストがかかる費用対効果の悪さが慢性的な課題となっています。
1on1ミーティングの実践で、部下は心情を上司に伝え、上司は部下の心情を汲み取ったフォローができるようになり、結果的に部下のモチベーションが向上し、人材の定着につながります。
現状、離職率が高くこれまで年間の採用費が課題となっていた企業は早急な対策が必要です。
「1on1ミーティング」効果を最大化するポイント
1on1ミーティングの効果を最大化するためには、面談前の準備や面談における心構え、育成に向け適切な運用が重要となります。社員に面談の主導権があることを前提と捉えるあまり、上司が受け身の姿勢で臨んでしまうと、面談の質は向上しません。社員のモチベーション向上をイメージし、面談を設計しましょう。
1.社員の性格・強み・実績を把握
上司が部下の情報を把握せず面談に臨んでしまうと、話が深化せず課題の根本解決に至らない可能性があります。
日々の仕事ぶりや姿勢を把握した上で、強みを活かすにはどんな仕事が向いているか考えるなど、キャリアステップを見据えた準備が必要になります。
また、一人一人の性格に合わせ、伝え方を工夫すると良いでしょう。
部下の本音を引き出すには、相手に寄り添った表現をすることも重要です。
2.面談中は部下の話に耳を傾けることを最優先に
面談中は、部下が8割話し、上司は2割程度を目安に話すことが望ましいでしょう。
上司は、部下が積極的にできるだけ本音で話せる雰囲気を作り、途中で割り込まず傾聴し、部下自身が気づきや解決に向けで思考できる流れを目指しましょう。
話を前向きに受け入れることで、部下も安心し、内容の濃い1on1が実践できるでしょう。
3.業務向上につながる会話で社員の目標意識を高める
上司は部下の話を聞き、良質な質問を投げかけることにより、課題や悩みの本質が明確化できます。
大切なのは非難や命令ではなく、考えや本音を引き出すアプローチをすることです。
本質を捉えたアドバイスこそ、次のアクションを促し、目標達成に向けた意欲をかき立てます。
上司は面談の最後に、部下が面談前後で起きた意識の変化を感じられるようにまとめ、加えて目標達成のために必要なサポートをすることも伝えましょう。
4.1on1で話した内容は必ず記録する
部下の話した内容、面談中に起きた部下の変化などを記録に残しましょう。
複数の部下と面談をする中で記憶が混同してしまったり、時間の経過とともに記憶が薄れてしまうことを防ぎます。
面談ログに残すことで、過去からの成長や変化を見落とさず可視化でき、人事評価や人材活用の効率化にも繋がります。
5.継続的な実施が1on1の質を上げる
面談で課題の目線合わせをしても、状況に応じて課題は変化します。部下の悩みや課題を蓄積させないよう、継続的な1on1を実施し、こまめにキャッチアップすることが望ましいでしょう。
徐々に改善していけるよう繰り返し面談を実施し、部下のモチベーションを持続させることが大切です。
上司の継続的かつ親身な対応こそ、部下との関係に良い効果が期待でき、円滑な情報共有や業務におけるコミュニケーションの活性化にも繋がるでしょう。
1on1ミーティングは、習慣化することで効果を発揮する長期的な取り組みです。
数回おこなっただけで「効果がない」と判断しやめてしまうと、意味のない施策になってしまいます。
長い目で、上司と部下間のコミュニケーションと成長機会と捉え、取り組んでいきましょう。
タレントマネジメントシステムで精度の高い1on1を実現!
タレントマネジメントシステム「スマカン」を使えば、社員一人一人の性格や能力、スキルや成果がデータベースとして管理・見える化でき、人による理解や認識のバラつきや先入観なく、社員の理解や把握が可能です。
1on1の面談ログも人材情報と同じく一元管理できるため、過去の内容と比較しつつ、面談時には的確なフィードバックができます。また従業員満足度アンケートやコンディションチェックなど、面談前後の心境の変遷も可視化でき、育成のためのアプローチに活かせます。

SHARE
スマカンの導入をご検討の方へ
実際の画面が見られる
デモを実施中!
