• 2022.09.26
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HRテックとは|注目される背景や導入メリットもわかりやすく解説!

HRテックとは|注目される背景や導入メリットもわかりやすく解説!

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HRテックは、人事部門の業務が重要視されている昨今、特に注目されている言葉の一つです。HRテックは、ITやAIの技術を活かし、さまざまな人事業務を効率化させることのできる仕組みやシステムを指します。

しかし、HRテックに関する知識がない場合や、システムやツールを導入しているものの運用がうまくいっておらず、人事領域の分野で課題を抱えている企業も少なくありません。

そこで今回は人事労務領域に課題を感じている経営者や人事労務担当者に向けて、HRテックについて、注目されている背景やメリット、導入手順について注目しながら、わかりやすく総合的に解説していきます。

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目次(タップして開閉)

HRテックとは

HRテックとは何かを理解するうえで重要なポイントを以下で解説していきます。

HRテックの意味

HRテックは、英語の「human resources(人材、人事)」と「technology(テクノロジー)」を合わせた言葉で、人事領域の業務を効率化する仕組みや技術を指します。

たとえば採用管理システムや人事管理システム、タレントマネジメントシステムが挙げられるでしょう。IT化やDX化という概念が浸透したことにより、人事領域においてもHRテックを取り入れ効率化させることに注目が集まっています。

HRテックの定義

HRテックに関する明確な定義はありませんが、人材領域から労務関係など、人事にかかわる分野における技術が該当し、広義としてHRテックと呼ばれています。

HRテックの範囲

HRテックの範囲は広く、採用から退職までの人材・人事領域、労務領域を主としますが、こうした人や組織にかかわる分野として、たとえば給与計算や健康管理、各種事務手続きなどもHRテックの一つとして該当するといえるでしょう。

HRテックの具体的な領域

HRの領域は、人事領域とイコールだと認識されがちです。転職サイトなどでは、人事部の求人に対し「HR」と呼ぶことがあるためですが、実際には【HRの領域>人事領域】であり、人事はHRの領域に対する一部です。

またHRの領域には、以下の内容が含まれます。

・人事戦略の実行
・採用強化
・適切な人材配置
・人材育成
・労務管理
・人材情報の一元管理
・各業務の効率化
・データの分析や活用

それぞれ、詳しく解説します。

人事戦略の実行

人事戦略とは、人事が行う業務「採用・教育など」について、どういった流れで進めるかを策定することです。

人事戦略の例を、以下に紹介します。

(例1)効率的な採用を目指し、複数の採用手法を取り入れる
(例2)社内の効率性を高めるため、タレントマネジメントシステムを導入

人事戦略は、企業における経営戦略の実現に必要であり、4大経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を最大限に活用することも特徴です。

採用強化

採用は、退職者の補填や事業拡大に伴い新たに人材を採用する業務で、媒体の選定・面接の実施・内定後のフォローなど、多岐にわたります。企業の発展には、優秀な人材の確保が欠かせないため、HRの領域において重要なウエイトを占めます。

適切な人材配置

適材適所という言葉がある通り、従業員の能力を活かせるように適した場所に配置することでパフォーマンスの最大化が期待できます。従業員のスキル・適性・ポテンシャルを把握したうえで、適した場所に配置することが大切です。

人材育成

優秀な人材を採用できても、企業にマッチして貢献できる人材に育てなければ、宝の持ちぐされになってしまいます。そこで「企業が掲げる目標や戦略」と「各従業員の適性」を照らし合わせ、適切に人材を育成する必要があります。

スキル管理、研修計画や教育プログラムの導入も人材育成に含まれます。

労務管理

労務管理とは、従業員の労働に関するさまざまな内容を管理することです。具体的な職務内容は、以下が挙げられます。

・労働時間の管理
・賃金システムの管理
・福利厚生の整備
・就業規則の整備

つまり労務管理は「従業員の働く環境」の整備を通じて、最高のパフォーマンスを発揮してもらうためのサポートといえます。

人材情報の一元管理

HRテックは、人事情報の管理において有効です。特に従業員が多い企業や採用を強化している企業の場合、大量の従業員データを扱います。従業員一人ひとりの情報を把握するのも難しく、データとして管理することで、すぐに確認できるため効率化できます。

HRテックの人事管理システムやタレントマネジメントシステムなら、こうした従業員に関する情報を一元管理できるため、名前と所属部署、経歴や資質などの情報もすぐに確認することができるでしょう。

各業務の効率化

HRテックは、給与計算や勤怠管理などの細かく膨大なデータを扱う分野でも効率化がはかれます。HRテックの中には、外部システムとの連携ができたり、システムそのものに搭載された機能でカバーできるものもあるため、膨大な作業が必要な領域においても有効でしょう。

データの分析や活用

HRテックは、AIやIT技術を駆使して、データから分析を行えます。従業員データやビッグデータを解析し、人事施策に活かすこともできます。分析に要する処理速度も進化を遂げており、スムーズな計画の立案にも役立つでしょう。

HRの役割

ここでは、企業におけるHRの役割を解説します。主に外資系企業では、HRを以下のように表現するケースがあります。

・HR Manager(直訳:HRのマネジメントを行う者)
・HR Associate(直訳:HRの仲間)
・HR teams(直訳:HRの組織)

以上のことから、企業はHRについて「従業員たちを管理し、組織の成果をあげること」を求めていると分かります。

つまりHRは、経営に必要な4大経営資源「ヒト・モノ・カネ・情報」の一つである【ヒト】について、最大限に活用する役割があるといえます。

HRテックに関連する技術

HRテックに関連する技術や用いられる技術として代表的なものをご紹介します。

AI(人工知能)

AI技術は、機械学習と呼ばれ、人間の知的感覚や知的作業を、機械を通して人工的に再現するものです。情報を機械に読み込ませて学習させ、その情報を解析します。

AIには、特定の分野に特化した特化型と、すべてをこなせる汎用型がありますが、現在のAIは特化型であり、人間のような完成度の高いAIではありません。しかし、限定的ではあるものの、AIは人間の知的作業をできるようになってきています。AIは、人手不足が深刻化する中で、人間の業務を補い、人件費の削減や効率化に役立っているといえるでしょう。

ビッグデータ

ビッグデータとは、巨大なデータ群を指し、従来のデータベース管理では扱えないほどの、大量かつ複雑で多様な形式や性質を持つものとされています。AIがさまざまな処理をするためにも、根拠としてのデータを必要としますが、その役割を果たします。AIの精度を高めるためにも、ビッグデータによる多くの根拠が必要といえるでしょう。

SaaS

SaaSとは、Software as a Serviceの略で、サービスとしてソフトウェアというような意味合いを持ちます。クラウド上のサーバーに置き、インターネットでソフトウェアを利用できるようにするサービスです。インターネット環境さえあれば、いつでもどこでもソフトウェアを使うことができるため、より便利に使うことができるでしょう。HRテックには、SaaSを採用したものが数多くあります。

HRテックが普及した背景

HRテックが企業に普及した背景や重要視されている理由について、以下で解説していきます。

クラウド型サービスの普及

HRテックでは、クラウド型のサービスが数多くあります。クラウド型サービスは、クラウド上においたサーバーにソフトウェアをインストールすることで、ユーザー側はいつでもどこでも利用することができるため、利便性が上がります。

サーバーを設置したうえでソフトウェアをインストールするオンプレミス型よりも、かかる時間やコスト、人的リソースも抑えられるようになっています。

戦略人事の重要性の高まり

HRテックは、近年の働き方改革や少子高齢化などにおいて直面した課題を解決するため、時代に合わせた変化が必要とされています。

従来の人事手法だけではこのような課題に対応できないケースもあり、より戦略的な人事を行うためにHRテックの活用が求められています。戦略的人事は企業における経営目標の実現にも必要とされ、より重要視されるようになってきました。

働き方の多様化

HRテックは、働き方が多様化している昨今、勤怠管理や人事評価業務にも役立ちます。テレワークや時短勤務など、多様な働き方も浸透し始めています。オフィス以外で働く場合、部下やチームメンバーの勤怠や働きぶり、業務に取り組む姿勢を把握するのは難しいでしょう。

HRテックを活用すると、テレワーク下でも勤怠管理がスムーズにできたり、客観的な事実に基づいた公平な評価に役立ちます。

人材不足

HRテックは、少子高齢化で深刻化している人材不足の面からも必要とされています。人材不足により、採用や労務を担当する人事が他部署と兼務する会社もあるといいます。

HRテックを活用によって、人事業務の効率化が期待できます。

HRテック導入のメリットや効果

HRテックを導入によるメリットや効果を5つご紹介します。

人事業務の効率化

HRテックは、人事労務領域の自動化や効率化に有効です。システムやツールの活用によって、従業員情報の一元管理や採用活動、目標管理、人事評価、労務など幅広い業務で効率化が期待できるでしょう。

人材獲得

HRテック導入で効率化できた分の時間を、採用活動にあてることで、人材獲得に注力できるでしょう。さらに履歴書のデータ化によって、管理の手間を省けます。書類の紛失リスクも減らせるので、個人情報の漏えい対策としても有効です。

欲しい人材明確化

HRテックのデータを分析・活用することで、自社で活躍できる人材の資質や経験などを抽出することにも役立ちます。応募者と企業にとっての欲しい人物像を照らし合わせることで、入社後のイメージ相違を防ぐことにも効果があるでしょう。

組織強化

HRテックは、従業員だけでなく組織単位の管理にも役立つでしょう。人事異動における適切な人材配置や、目標管理の手法に基づいた客観的な人事評価により、組織の成長にもつながります。また、企業の目的や進むべき方向性の理解を深める手段としても、HRテックを使用することができるでしょう。

離職防止

HRテックを活用することで、離職防止にも役立ちます。適材適所の人材配置や客観的で適切な評価が実現すれば、従業員のエンゲージメントが向上し、離職防止につなげることができるでしょう。

HRテックにはさまざまなシステムやツールがありますが、離職防止につながる機能を搭載したものが多くある点も魅力といえるでしょう。

HRテックの事例

HRテックを導入し事業運営の効率化に成功する企業は多く存在します。ここで、HRテックの導入事例として3社を紹介します。

●大手電気通信事業A社の事例

大手電機通信事業A社は携帯電話に関する事業やIPS事業を展開しており、自社の携帯電話事業やFTTHサービスのブランドも持っているなど、知名度の高い企業です。

A社では人事領域でHRテックを活用し、証明書の発行・処理に費やす工数を年間で3,000時間削減しました。また、人事異動に関する業務を自動化することで、およそ8割の工数削減となり、従業員がコア業務に時間を使えるため、人事活動の幅も広がっています。

●建築会社B社の事例

建築会社B社は、静岡県に拠点を置く地域密着型の中小企業です。中小企業とはいえ、売上は100億円を超えています。B社では「さらなる成長には、今後も増員を続ける従業員管理に耐えられる労務管理体制」が必要だと考えました。そこでHRテックを導入し、労務管理作業の効率化を目指します。

・入退社の手続き
・役所への申請
・給与明細の発行
・労働者名簿の作成

HRテックの導入以前は、1週間以上かかっていた労務管理業務が3分の1まで削減され、大幅に業務効率化が実現しました。

●ネットマーケティング事業C社の事例

ネットマーケティング事業C社は、メディアコンテンツ事業なども手掛ける大企業です。C社では採用ミスマッチによる無駄な採用コストが課題でした。そこで、タレントマネジメントシステムを導入し、蓄積したデータをもとに「活躍を予測するモデル像」を作成します。モデル像をもとに応募者をAI予測にそって分析した結果、最適な人材の採用ができるようになりました。選考に費やす時間も以前の10分の1になり、担当者の負担が大幅に減ったそうです。

HRテック導入の手順

HRテックの導入や運用の手順について、おおまかな流れをご紹介します。

導入目的の明確化

HRテックの導入では、まずは企業としての導入目的を明確にしましょう。人事労務分野における課題や問題点を洗い出し、どうしたら改善できるのか、何が必要なのかを検討します。

ロードマップや運用計画を策定

HRテックの導入を想定して、導入後におけるロードマップや運用計画を作成しましょう。導入1年後、3年後、5年後といったように、定期的に組織としての理想状態を明確にし、そのためにどのような課題があり、どのタイミングで解決していくのかなどを設定します。

具体的なHRテックサービスの選定や導入

HRテックを導入する際は、複数のサービスやシステムを比較検討したうえで導入しましょう。多種多様なシステムがあるため、自社の導入目的に合致し、課題を解決できる機能が搭載されているものを選びます。また、短期的な効果だけでなく、長期的に見ても、ありたい組織の姿に近づくために役立つ機能が搭載されているか、多彩な活用方法があるかなどもチェックしてみるとよいでしょう。

PDCAの実施

HRテック導入後も、運用方法に問題がないか、成果が出ているか、課題の状況などを定期的にチェックし、効果検証を行います。

また、導入後1年経過した段階で、課題が解決していない場合や状況が改善していないような場合は、機能を追加するか、サービスの変更も視野に入れるといいでしょう。

HRテックの運用で注意したいこと

HRテックの導入や運用において、注意すべき点について、以下でご紹介します。

中長期的な視野で運用する

HRテックの運用は、中長期的な視野をもって取り組むようにしましょう。自社の情報をデータ化し、活用するにも時間と労力がかかります。そのため、HRテックを導入したら課題がすぐに解決するわけではありません。長期的に運用する中で、企業の人事業務や人事課題に効果を感じることができるという点を認識しておきましょう。

個人情報の取り扱いに注意する

HRテックは、従業員や組織にかかわるものであるため、膨大な個人情報を扱うことになります。従業員の個人情報やプライバシーを守るためにも、セキュリティが強固なサービスを選んだり、運用方法には注意しましょう。

人事担当者が中心という点を忘れない

HRテックを導入・運用する際は、過度なHRテックへの期待や依存には注意しましょう。

HRテックは人事関連の業務を高率化したり、戦略的人事に有効な機能が搭載されています。しかし、あくまでHRテックは人事領域の業務をサポートする役割として存在しているのです。

人事担当者は、HRテックをうまく活用して効率化や適正化に活かしながら、人事担当者が主となり、人事業務を進めていくことを忘れてはいけません。

HRテックならタレントマネジメントシステム

HRテックの導入を検討している場合は、総合的な人事領域の業務をカバーできるタレントマネジメントシステムがおすすめです。

タレントマネジメントシステムは、従業員情報の一元管理から適材適所の人材配置、組織図やアンケート機能など多彩な機能を搭載しているものが多くあります。

人事業務の業務効率化に役立たせることはもちろん、企業の経営目標実現のために有効な戦略的人事に役立つ機能が搭載されています。

HRテックを検討し始めた経営者や人事システムを比較している担当者は、タレントマネジメントシステムも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

タレントマネジメントシステムならスマカン

『スマカン』は、人材データの一元管理や可視化、適正な人材配置、優秀な人材育成、納得感のある人事評価など、戦略的人事の実行をサポートするタレントマネジメントシステムです。

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まとめ

HRテックは、人事労務領域の人や組織に関わるさまざまな業務をサポートしてくれる技術や仕組みであり、人事関連システムから労務管理システム、健康管理システムなども幅広く多彩なシステムやツールがあります。

HRテックの一つとして、昨今注目されている戦略人事をサポートしてくれるタレントマネジメントシステムなら、業務効率化だけでなく、経営目標を実現するための人事戦略実行にも役立つでしょう。

HRテックを意識し始めた企業や人事体制の悩みや人事課題を抱える担当者は、HRテック導入における選択肢の一つとして、タレントマネジメントシステムを検討してみてはいかがでしょうか。

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